湯シャンとさとう式リンパケア

私がインストラクターをしている「さとう式リンパケア」では、
筋肉をゆるめるためには“揉まない・押さない・引っ張らない”と言っています。

なぜなら、筋肉は押したり揉んだりと、強い力を加えられると収縮して硬くなってしまうからです。

さとう式リンパケアで筋肉をゆるめるには、“優しく触れる・ゆらす”などが基本になります。
こうすることで、緊張して収縮していた筋肉がゆるみ、筋肉の内圧が低い状態で、ふんわり柔らかい本来の筋肉の状態を取り戻します。

筋肉が十分ゆるんだ状態であれば、リンパの流れが良くなり、酸素や栄養素が細胞に行き届き、老廃物などもスムーズに排泄される“流れ”ができ、
美容や健康に様々な良い影響が出ます。

ではここで、頭の筋肉を見てみましょう。

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頭の筋肉は、
●前頭筋
●側頭筋
●後頭筋

です。

頭頂部は筋肉ではなく帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という膜なんですね。
この帽状腱膜は、前頭筋によって前に引っ張られ、後頭筋によって後ろに引っ張られ・・・
当然ですが、引っ張られれば硬くなります。

硬くなった帽状腱膜の上の頭皮には酸素や栄養が行き届きにくくなりますから、当然髪も抜けやすく、生えにくい状況になります。
つまりはげるってことです!

ちょっと畑の土を想像してみてください。

放っておかれてガチガチの土の畑と、
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良く手入れがされていてふかふか、ふわふわの土の畑と、どちらに作物が育つでしょうか?
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頭の状態も、筋肉がゆるんでいれば、帽状腱膜も頭皮も柔らかくなり、酸素や栄養が行き届いて毛の生えやすい環境が整います。

実際にさとう式リンパケアでは、考案者の佐藤先生をはじめ、
「髪の量が増えた」
「髪が太くなった」

といった方が続出なんです。

さとう式リンパケアで行う頭皮ケアでは、髪の毛を洗う時も、指を立ててゴシゴシしたり、マッサージのように頭皮に力を加えたりすることはありません。
前頭筋、側頭筋、後頭筋と筋肉のある部分は、指の腹や手の平全体で優しく触れて地肌を揺らす感じで洗います。
頭頂部は筋肉ではなくデリケートな膜の部分なので、本当に優しく軽く揺らすのみにします。

私は湯シャンにしてからもこのような洗い方にしています。

お湯しか使わないんだから、ゴシゴシしっかり洗わなきゃ!
と思うかもしれませんが、
湯シャンでは、頭皮に必要な分の皮脂などを洗いすぎないことも重要です。
ゴシゴシし過ぎて必要な分の皮脂まで落としてしまうと、さらに皮脂を分泌するようになって、べたついたりフケの原因になったりしてしまうからです。

以前は、美容師さんから
「指の腹を使ってしっかり頭皮を洗ってください」と言われて、一生懸命ゴシゴシしていました。
「頭皮が硬いですね~。しっかりマッサージしてください。」
とも言われ、まじめにマッサージしたりもしていました。

でも、今ならそのことがかえって頭皮を硬くしていたというのが分かります。
ゴシゴシすればするほど、頭の筋肉が収縮し、帽状腱膜が引っ張られて頭皮が硬くなる悪循環なのです。

今はゴシゴシせず、地肌を揺らすように優しく洗っていますが、だんだんと頭皮が柔らかくなっているのが実感できます。
一時期、すごく髪が抜けた時期があって困っていましたが、もしかしたら洗髪時の力の入れすぎだったのかもしれません。

優しい洗い方に変えてからは、抜け毛も少なくなりました。

湯シャンに加えてさとう式リンパケアで頭皮も健康に、美しい髪を目指していきたいです。

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